モデルロケット飛行計算機とは?
この計算機は、モデルロケットが到達する最高高度(頂点・アポジー)、燃焼終了時の速度、飛行中の最高速度、頂点に達するまでの時間を、空気抵抗(抗力)を含めて推定します。重力・推力・抗力の3つの力を運動方程式に組み込み、時間刻みで数値積分(シミュレーション)することで、単純な公式よりも現実に近い飛行曲線を描きます。さらに降下モードでは、パラシュートの直径と抗力係数から終端速度(降下速度)を計算し、安全な着地速度かどうかを示します。
機体とエンジンの諸元から、最高到達高度・速度・到達時間を空気抵抗込みで計算し、パラシュートの降下速度も求めます。
教育・シミュレーション目的の概算です。実際の打ち上げは認証済みエンジンを使用し、NARや各国の安全規定・打ち上げ許可・発射場のルールに必ず従ってください。
出典: 標準的なロケット飛行力学(運動方程式の数値積分)と一般的なモデルロケットエンジンの公称データに基づく概算値。
この計算機は、モデルロケットが到達する最高高度(頂点・アポジー)、燃焼終了時の速度、飛行中の最高速度、頂点に達するまでの時間を、空気抵抗(抗力)を含めて推定します。重力・推力・抗力の3つの力を運動方程式に組み込み、時間刻みで数値積分(シミュレーション)することで、単純な公式よりも現実に近い飛行曲線を描きます。さらに降下モードでは、パラシュートの直径と抗力係数から終端速度(降下速度)を計算し、安全な着地速度かどうかを示します。
1. 「飛行」モードで機体の質量(g)・直径(mm)・抗力係数(Cd)を入力します。 2. エンジンの平均推力(N)と燃焼時間(s)を入力するか、エンジンプリセット(A8・B6・C6 など)をタップして反映します。 3. 最高到達高度・燃焼終了速度・最高速度・頂点到達時間と、時間に対する高度プロファイルが表示されます。 4. 「降下」モードに切り替え、質量・パラシュート直径(mm)・パラシュートCdを入力すると、降下速度と安全域の判定が表示されます。
ロケットには上向きの推力 T、下向きの重力 m·g、そして運動方向と逆向きの抗力 D が働きます。抗力は D = ½·ρ·Cd·A·v² で、ρ は空気密度、Cd は抗力係数、A は機体の前面投影面積、v は速度です。燃焼中(0 〜 燃焼時間)は推力が働き、燃焼終了後は推力ゼロで重力と抗力だけで惰性上昇します。これらを合わせた加速度 a = (T − m·g − D)/m を微小時間ごとに積分して速度と高度を更新し、速度が0になった時点を頂点(最高到達高度)とします。パラシュート降下では、終端速度 v = √(2·m·g / (ρ·Cd·A)) を用い、機体重量と空気抵抗がつり合う一定の降下速度を求めます。
最高到達高度(アポジー)は安全マージンや回収範囲の見積もりに使います。燃焼終了時速度はロケットが推進から惰性へ移る瞬間の速さで、安定飛行に十分な発射速度(一般に発射台離脱時で十分な速度)が出ているかの目安になります。高度プロファイルは推進中(実線)と惰性飛行(破線)に色分けされ、頂点までの上昇の様子がわかります。降下モードでは、降下速度が約3〜6 m/sの「安全降下域」に入っていれば、風に流されすぎず着地衝撃も穏やかなバランスの良い降下といえます。
エンジンの総力積(推力×時間で得られる勢い)と機体の質量・空気抵抗のバランスで決まります。力積が大きく機体が軽く、抗力が小さいほど高く上がります。燃焼終了後は重力と抗力で減速し、速度が0になった点が頂点です。
大きく影響します。抗力は速度の2乗に比例して増えるため、速いロケットほど効きます。抗力を無視した単純計算は高度を大幅に過大評価しがちです。この計算機は抗力を運動方程式に含めて数値積分するため、より現実的な高度が得られます。Cd(抗力係数)や機体直径を変えると効果を体感できます。
推力(N)はある瞬間にエンジンが出す力の大きさ、力積(N·s)は推力を燃焼時間にわたって足し合わせた「総量」です。総力積はロケットに与えられる運動量に相当し、エンジンクラス(A・B・C…)はこの総力積の範囲で決まります。同じ力積でも、推力が高く燃焼が短いエンジンは加速が鋭く、推力が低く燃焼が長いエンジンは穏やかに長く押します。
一般に3〜6 m/sが目安とされます。遅すぎると風に流されて回収が難しくなり、速すぎると着地衝撃で機体が壊れたり危険だったりします。パラシュートを大きくするかCdの高い形状にすると降下は遅くなります。
エンジンの総力積(N·s)による分類です。各クラスは1つ上がるごとに力積の上限がおよそ2倍になります(A=1.26〜2.5 N·s、B=2.5〜5、C=5〜10…)。クラスの後の数字は平均推力(N)を表します。例えば C6 は C クラスで平均推力6Nのエンジンです。